読売新聞の書籍広告で目にしました。ぜひ購入したいと思います。

『87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし』著者:太良美智子さん すばる舎

  • 1日1日を大切に味わって
  • 料理はとにかく簡単に、好きなお皿に盛って
  • 5時起きでラジオ体操、朝食は栄養満点スムージー
  • ウォーキングで摘んだ草花を窓辺に飾って
  • 読書、裁縫、映画鑑賞・・・家で過ごす至福の時

この部屋で最後まで過ごしたい、できないことが増えるのは仕方ない、できることをたのしむ等

1人老後の指南書にもってこいの書籍と期待します。

自称、独居自炊老人も視野に準備中のわたしにも希望のひかりが射してくるようです。


MicrosoftのWeb記事にも目が留まりました。

87歳、団地一人暮らしで大切にしていること。週1回の外出、ちょうどいい人づき合い

築55年の団地で、元気に前向きにひとり暮らしをしている87歳の多良美智子さん。いったい、どんな毎日を過ごしているのでしょうか? 著書『87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし』(すばる舎)で紹介された暮らしぶりを、少しだけのぞいてみました。
87歳・一人暮らしの元気チャージは「だれでもできる手軽なこと」
家で一人で過ごすことを楽しんでいる多良さんですが、習い事や趣味の会には、積極的に参加しています。
コンパクトながらも整理整頓された多良さんのキッチン<写真>
「昔から、興味をもったものはすぐに挑戦します。ずっと続けている絵手紙も、そのひとつ。ある日、市民センターの作品展を見に行ったら素敵だったので、その日の夜に代表者の方に電話をしました。すぐに見学に行って、先生や生徒さんとも気が合い入会したんです。だれかと一緒とか、誘われるのを待つということはなく、単独行動が多いです。私は『すぐやる課』なのです(笑)」

●お金のかからない習い事へ。週1回は外出してメリハリを自作の絵手紙をカラーコピーして、毎年カレンダーを作ります。YouTubeの視聴者の方にもプレゼントしました。

今は、地元のNPO法人が運営している高齢者のコミュニティで、絵手紙、写経、麻雀、着物のリフォームの会に参加。長く続けている絵手紙は、教える側にまわっています。ほかにも、市民センターの歌の教室やアマチュア合唱団の「第九を歌う会」にも入っています。新型コロナウィルスの影響でお休みだったり、回数を減らしたりしている集まりもありますが、ならせば週1回くらいはなにかに参加しています。どれも参加費が高くないのも、うれしいポイントだそうです。
「一人暮らしなので、定期的にだれかと話すのは大切ですね。同世代の人が多いので、気持ちが分かり合えます。健康情報を交換したり、ときには、『どんな死に方がいい?』なんて話ができる貴重な場です」
 大好きな器が並んだ食器棚。家時間を充実させてくれる、大切なアイテムです

日々は家で好きなことをしてのんびり過ごし、週1回は外出して気分転換。メリハリのある毎日が、多良さんの元気の源のようです。

●70代から始めたラジオ体操とウォーキング。階段上り下りもいい運動に
団地の敷地内の広場で行われるラジオ体操に、15年ほど参加しています。365日休まず開催されていますが、多良さんは雨の日、日曜日、元旦だけはお休みしているそう。

 毎朝6時に家を出発。習慣にしてしまえば、面倒だな~と思うこともないとか

「スタートは6時半ですが、6時ごろに家を出て、ラジオ体操前に有志でやっている自治体の体操にも参加しています。そのあとのラジオ体操は第一、第二と続けるので、けっこういい運動になります。その後、近くを10~15分ウォーキングします」
じつは、少し前まではウォーキングは30分ほどしていましたが、きつくなったので時間を短縮しました。最初はがっかりしましたが、今はそれを受け入れて、できることをやろうと思っているそう。
「私はいい加減なんです。あまりクヨクヨ悩まない。できないことは、仕方がないとあきらめます。息子から『大股で歩くといいよ』と言われ、効果がありそうだなと思って実践しています」

簡単料理ですが、3食きちんと食べます。団地内のスーパーには、ほぼ毎日なにか買いに行くので、階段を上り下りすることに

それから、いい運動になっていると感じているのは、毎日の階段の上り下りです。古い団地なので、エレベーターはありません。住まいは4階なので、朝のラジオ体操、団地内のスーパーへの買い出し、習い事に行くときなど、1日2~3回は上り下りしているとか。子どもたちからは、「上り下りが楽な下の階に引っ越したらいいのに」と言われていますが、住み慣れた家に愛着があるので、引っ越しは考えていません。
「でも、やっぱり転ぶのは怖い。この間、ラジオ体操に行くとき、ちょっとした段差で転んでしまいました。だから、ゆっくりしっかり歩くように。買い物に行くときは、両手が空くようなリュックや斜め掛けバッグにしたり、無理して重いものを持たないようにしています」。

●人づき合いは深入りせずに。つかず離れずがちょうどいい
「子どものときは挨拶もできないくらい内気でした。今でも、人見知りだと思います。人の輪の中で話題を振ることができず、聞き役が多いですね。でも、人のことは大好きなんです」
習い事をいろいろしているからお友達は多いほうだし、みんなとのおしゃべりも楽しい。ただ、いつでも一緒にいるというよりは、その場を解散して家に帰ったら、またひとりの時間です。
深入りはしすぎず、つかず離れずの関係が多良さんにとってはちょうどいいようです。「子どもたちとの関係もつかず離れず。困ったときは助け合おうとは言っていますが、必要以上に寄りかかったりしません。子育てをしているときも『子どもたちの足を引っ張らないように』と思っていました」

 家でのひとりの時間、お友達や家族の時間。両方あることが、多良さんにとってちょうどいいようです

そんな多良さんの人づき合いのモットーは、「自分以外はみな先生」。人の話を聞くのが好きなので、いろいろな人に知らないことを教えてもらえるのは、とても楽しいし、生活に役立っているそう。今は、自分より年下の人とつき合うことが多いのですが、年齢は関係ありません。YouTubeを一緒につくっている孫も、70歳以上歳が離れていますが、やっぱり先生です。YouTubeのこと、最近の流行のことなど、知らないことをたくさん教えてくれるからです。
「なかには、意地悪なことを言ってくる人もいます。でも、こういうふうに言うと人は嫌な気持ちになるんだなと教えてくれていると思えば、やっぱり先生ですね」。


YouTubeで大反響とか、動画もあります。