大田区のあなたにお伝えしたいことがあります
大田集談会と下丸子土曜集談会について
私たちは東京都大田区の地域活動として”こころの健康をテーマ”にしてメンタルヘルス活動をしています。
大田区には大田集談会および下丸子土曜集談会の2グループがありますが、ともにNPO法人 「生活の発見会」に認定された自助グループの会で、こころをテーマにしたボランティア活動の任意団体です。
2019年4月で大田集談会は468回、下丸子土曜集談会は平成13年9月の立上げですが、この4月で65回の回数を重ねています。月1回の開催ですから大田集談会は40年近い実績を積み上げてきています。
大田集談会と下丸子土曜集談会のメンバーについて
この会の組織を構成しているメンバーは、過去において、タイプは違っていても悩みの葛藤にこころおぼえがあって、それを森田療法・理論の学習と日常生活での実践を通して解決をはかってきました。
なかなか人には言えないのが心の悩みですし、独りで解決をしようとすると、そのこころざしとちがって、ますます悩みを深めてしまう傾向が人間にはあるといえます。
自助グループの特徴と利点は、まず立場がみな平等であることです。活動経験の長短や年齢をかさねて身につけた智慧の違いはありますが、常にメンバーは、おたがいを思いやる心がけを大切にしています。
大田集談会や下丸子土曜集談会に初めて参加されるあなたに
こころの問題のために仕事や学校で支障がある方、悩みや不安に心細さを感じていてそれを排除しようとしている方、こころのありようを性格のせいにしている方などは、ぜひ一度この会にお立ち寄りください。
森田療法・理論は、不安や葛藤の背景にある「よりよく生きたい」「心身ともに充実した毎日でいたい」「自己実現をはかって立派な人間になりたい」という人間本来の欲望の存在に着目します。
現実と理想のギャップの悩みは、「かくあるべき自分」と「かくある自分」の食い違いや乖離で、
その関係の認知は葛藤をうみ、解決不可能な状況につながります。
私たちがいつも使う森田療法・理論のことばに「あるがまま」があります。
この言葉の意味するところは、「悩みや不安の存在」と切離せない関係で、人間本来の「欲望の存在」を素直に認めて、両者の関係を「拮抗する感情の運動論」としてとらえ、そこに選択の自由と責任を認めることにあります。
いわばこの両者は”不即不離の関係”ないし”アンビヴァレントな関係”にあるといえます。
森田療法・理論では、この「欲望の存在」に価値をおいて生き方の方向性を探る点で、ほかの療法にない大きな特徴を有していると言えます。
それはおおらかで牧歌的で、人間肯定論の立場に立った心理療法といえると思います。
かけがえのない存在のあなた自身を、初めて参加されるときの内面そのままに、集談会当日にお越しください。私たちとの触れ合いのなかで、たくさんの気づきがあることに驚かれると思います。
大田区の地域活動に参加しています
HPの管理人は、大田区主催の”地域のつなぎ役”を担う『区民活動コーディネーター養成講座』を受講し、10回の研修を経て資格修了しました。大田区は、「区民の暮らしを支えるおおた」をめざしてグローバルパワーにつながる「大田の地域力アップ」を政策のはしらにしています。
そこでのねらいは、自治会・町内会・事業者・団体・NPO・行政など、大田の地域を構成する様々な主体が連携・協働(コーディネート)することによって、地域力効果を飛躍的に高めることにあります。
いまの現状分析では、個々の事業活動の状況把握が相対的にわかりにくく、地域課題を解決するための地域力になっていないと考えられる点にあります。
わたしたちの活動にあっても、常にその課題はつきまといます。ほかの活動主体との企画や協働活動で地域力を高める工夫が必要とされています。
大田区の有能な人材は貴重な日本の宝ですから、悩みの解決に向けて一日も早く私たちの活動をキャッチしてほしいと思います。
あなたの悩みや不安は解決できます
ひとりで悩まないでください。
いまのあなたのままでご参加ください。
できるだけコメントや助言を控えて、ただお話しをお聞きすることに徹したいと考えています。
ここは何でも話せる場所、安心で信頼がおける場所、そしてあなたの不安や悩みを受けとめてくれる場所だと感じていただけるよう、今月も心掛けていきます。
同じように私たちも通ってきた道です。こころを開いて自らの回復のストーリーもお話ししたいと思います。
毎日デジタルに掲載されました。こちらからどうぞ。
(毎日新聞全国版に広告掲載、生活の発見会は創立50周年を無事にむかえる事ができました。)
下丸子土曜集談会の懇親会は、費用対効果が抜群!
懇親会での本音トーク
初めての参加者がドアをあけて入ってきます。集談会開催日前にお問合せをいただいて、メール等のやり取りがあれば、お待ちする心構えができていますが、突然のご来会でもうれしいのです。この会を通してのご縁があるとすれば、参加される側も、またお待ちしている側も緊張しながら始まることになります。人と接することが苦手で、引っ込み思案で通してきた者には、初めてのご対面はうれしいのですが、緊張を伴います。ぎこちない会話が始まります。自分の体験に照らしながら、お話しをお聴きしながらの忖度は、少しづつ、会話の距離を縮めてくれるものと思っています。
第1部の初心者の方の懇談会や第2部の例会も特色を持たせて進行しているつもりではいます。初めて参加される方は、その時間経過にそった流れのなかに身を置いて、緊張を強いられているのではと、心の裡はいつもハラハラ、ドキドキしています。
第3部の懇親会は、場所を移動することなく、当日の参加者の相互理解や触れあいを深めたいと考えて始めました。もう1年以上続けていますので、すっかり定着したものと思っています。ぜひ第3部も参加してみてください。
「森田療法を知ったのはいいけど、集談会に参加するまで2年もかかってしまった。やっぱり、その時は、本当に悩んでいなかったのだろうね。それに知らない人の中に入っていくことが苦手だったし。頭での理解から行動を通しての体得に気が付いたのは、大分たってからだった」
「わたしなんか来たのはいいけど、なかなかドアを開けて入れなくて、そのまま帰ってしまったこともあった。理屈はいくらでも立つもんね。変な人の集まりではないかとか宗教団体なんではとか、いろいろとね。いまになっては、なつかしい思い出だね」
「いまは心療内科もできて簡単に薬を出してくれるから、なかなか森田療法にたどり着かないのかな。対処療法も必要なんだろうけど、本当に自分の人生を見つめたら、森田療法の価値は絶対あると思う」
「初心者に話しすぎる、アドバイスしすぎると言われるけどね。たしかに傾聴して受けとめてあげることも理解できるけど、その辺の塩梅がむずかしいよ」
先輩メンバーは、みんな悩みや苦しみを乗り越えてきています。貴重な体験や工夫を持っていますので、是非懇親会の会話に、その雰囲気のなかに身を置いてみませんか。ご来会をメンバー一同、心からお待ちしています。
下丸子土曜集談会の進行予定について
当日の進行予定
午後1時 下丸子土曜集談会 ―第1部:初めて参加される方を中心に初心者懇談会―
お一人30分程度のお話し時間を予定しています。
個別対応+体験交流をスタッフと実施します。
- 参加人数も、時間も気にしないでください。
- 悩みや不安をそのままお持ちください。お問合せは大歓迎です。
- 個別なご対応を基本としています。
- 来会者多数でも基本は1対1でご対応します。
- 参加費は非会員1000円、会員700円です。森田理論の基本的な資料をさしあげます。
初心者懇談会 閉会
午後2時10分 下丸子土曜集談会 ―第2部:定例会―
初心者懇談会に出席された方も引き続き参加できます。
自己紹介+全集5巻読書会(体験交流を含む)
DVD学習会/DVD鑑賞会
午後5時 閉会
午後5時すぎ 下丸子土曜集談会 -第3部:懇親会―
以上のように、おおまかな予定で動いています。
時間拘束はありませんので、退席も自由です。
思いついた時がチャンス、気楽なお気持ちで覗いてみてください。
小冊子「初心者のみなさんへ -森田理論の学び方-」について
みなさんからご要望の多かった小冊子「初心者のみなさんへ -森田理論の学び方-」のPDFデータを
どなたでもダウンロードできます。
ぜひお読み下さい。ダイジェスト版もあります。
みなさまの参加をお待ちしております♪