半年で別人になれる習慣があるーfacebookで見つけました。
人は毎日を積み重ねて生きているつもりでも、その積み重ね方ひとつで、半年後には思いがけず違う景色を見ているかもしれません。
こんな内容でした。たとえば、15分の昼寝。20分の入浴。30分の散歩。目覚めたら一杯の白湯を口に含み、空腹の時間を16時間つくる。読書を30分。睡眠は7~8時間。そして眠りに落ちる前に心の中でイメージを描き、感謝の言葉を伝える。
こうした習慣を守っていけば、確かに体も心も変わっていくでしょう。
では、森田療法において「半年で別人になる習慣」があるでしょうか。
それは特別な訓練でも、難解な技術でもなく、むしろ当たり前すぎて見過ごしてしまうような、ささやかな実践の連なりかもしれません。
たとえば、朝、目を覚ましたとき。
「今日もまた、不安と一緒に起き上がるのだな」と気づきながら、それでも布団から身を起こす。その一歩が、森田療法における習慣の始まりです。
日中、不安や緊張が押し寄せてきたら――「なくそう」とせずに、「あるがまま」として抱えながら、目の前の作業を淡々と続ける。縫い物をする人なら針を通し、学生ならノートを開く。呼吸が速いならそのまま速いままにして、手だけを動かす。
そして、心がどうあれ身体は動く、という実感を少しずつ積み重ねていく。
これは小さな習慣のように見えて、半年も続ければ「症状と戦わない」新しい生き方が身に染みてきます。
また、森田療法では「感謝する」ことも重要です。
それは道徳的に「感謝すべきだ」という意味ではなく、いま生かされているという事実に目を向けること。食事のひと口、風に揺れる木の枝、仕事を頼まれる煩わしささえも、いのちがあってこそ経験できるものだと気づく習慣です。
夜、眠りにつく前に「今日も生きた」という感覚をそっと確かめる。
うまくいったことも、失敗したことも、ただそのままの今日を受け容れて横になる。
それだけで、心は知らぬ間にしなやかさを育んでいきます。
こうして森田療法に即した習慣を半年続ければ、人は外見こそ変わらずとも、内側から「別人」になっていくのではないでしょうか。
不安は依然としてあるかもしれません。恐れも時おり顔を出すでしょう。けれどそれらを抱えながらも、自分の人生を前に進めていく――その姿は、以前の自分には想像もできなかったほど、自由で豊かなものになっているはずです。
次に、森田療法的一日の習慣プランを考えてみました。別段、むずかしい実践課題を立てなくとも、半年で、「別人になるための僕の一日」です。
朝、目が覚める。
その瞬間、不安はたいていもうそこにいて、僕を出迎えてくれる。歓迎する気分ではないけれど、まあいい。彼も僕の一部だからだ。布団の中で少し逡巡したあと、僕は体を起こす。白湯をひと口。のどを通るぬるめのお湯が、今日もまた生きていると静かに告げる。
午前中は、机に向かう。針仕事でも、本を読むことでも、あるいはただ机を拭くだけでもいい。不安がまとわりついてきても、手は止めない。完璧にやる必要なんてない。ただ「できることからやる」。それが森田流の作法だ。
昼になれば、腹が空いている。食べられるというのは、案外とありがたいことだ。目の前の一皿が、自分を生かしてくれている。食後には15分ほど目を閉じる。眠れるときもあれば、ただ天井を眺めているだけのときもある。それでも体は休まっている。
午後は散歩に出る。30分。風が頬をなで、遠くで子どもの声がする。足取りは軽い日もあれば、重い日もある。それでも歩く。考えごとが頭をよぎれば、そのままにして、ただ歩く。不安もまた、同行者のひとりのように思えばいい。
夕方は、暮らしのための時間だ。家事をし、食事をとり、時には人と話をする。些細な営みが、人生をゆっくりと整えていく。
夜。湯に浸かる。体の緊張が、湯に溶けていく。不安が消えるわけではないけれど、温かさに包まれながら、「まあ、これも今日の僕だ」と思える。
寝る前には、小さな感謝を三つ心に留める。大それたものでなくていい。青空を見た。夕飯がうまかった。電話を一本かけられた。それで十分だ。
そして明日の自分を、ほんの少しだけ思い描く。うまくいかなくてもかまわない。ただ「明日も生きてみよう」と思いながら、灯りを落とす。眠れるかどうかは心配しない。眠れなければ、ただ横になっていればいい。
こうして日々を積み重ねるうちに、気がつけば半年後、僕は少し別の人間になっている。症状と戦っている自分ではなく、症状とともに生きている自分に。
それは、静かだけれど確かな変化だ。
白湯を飲むことで期待できる5つの効果(白湯を飲むと、以下の効果が期待できます。)
・新陳代謝がアップする
・効率よく水分補給ができる
・老廃物や毒素を体外へ排出する
・便秘の解消
・リラックス効果
白湯の最大の魅力は、新陳代謝がアップすることです。
体内から温まることで、冷え性を改善したり腸内環境を整えたりすることができ、また基礎代謝が上がることで痩せやすい体作りにも貢献します。
作り方はとても簡単
・やかんや鉄瓶に水を入れる
・強火にかけ、沸騰させる
・沸騰したら蓋をとる
・約10~15分沸かしたら火を止める
カップに入れ約50~80℃の飲みやすい温度まで冷ます。
やかんや鉄瓶で作ることが理想とされていますが、ない場合は鍋などを使ってもいいそうです。