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新しい一歩を踏み出した君へ

新たな世界に足を踏み入れる君に、まず一つ言いたいのは、どんなに心が震えても、その一歩は決して間違いではないということです。人生は、時に静かに、時に荒れ狂いながら私たちを試すものです。しかし、どんなに波が高くても、君の心の中には常に静かな場所があることを覚えておいてください。

今、君が進もうとしている道は、決してひとりで歩むべきものではありません。この自助グループに足を運んだ君には、ここで支え合い、共に歩む仲間がいる。どんなに小さな悩みでも、心の中でひっかかる思いでも、ここではそのすべてを受け入れる空間があります。

私たちの心は、まるで花のようです。強くもあり、弱くもある。その花が時に萎れることがあっても、それは終わりではありません。新しい芽がまた生えてくるように、君の心にも必ず新しい力が宿ります。君が今感じている不安や恐れは、やがて君を成長させる大切な種となり、花開く日が来るでしょう。

人は、他の人の心を知ることによって、初めて自分の心を理解することができるのです。ここに集う人々も、君と同じように、迷いながらも、痛みながらも歩んできた者たちです。その中で、君もまた、少しずつ自分を受け入れ、他者を受け入れていくことになるでしょう。そして、気づけば君の心の中に、大きな優しさが育っていることに気づくはずです。

君がここにいること自体が、すでに大きな一歩です。どうかそのことを、自分で誇りに思ってください。そして、無理に全てを背負わなくてもいい。少しずつ、ゆっくりと、自分のペースで進んでいけばよいのです。

君が求めるものは、すでにここにあります。心を開き、周りの人たちと共に歩みながら、君自身の力を信じてください。ここにいる仲間たちも、君と一緒にその道を歩んでいく準備ができています。

君のこれからの道が、光り輝くものでありますように。そして、どんなに小さな一歩でも、それが君にとって意味のある一歩であることを、忘れないでください。

自助グループで活動を始めた君へ

自助グループに足を踏み入れた君へ。まず、よくやったね。始めることが一番難しいんだ。そして、今、君がその一歩を踏み出したことに対して、自分を少しだけでも誇りに思ってもいい。君は、もしかしたら自分を助けるための道を開いたのかもしれないし、少なくともその道の入り口に立ったんだ。

今はきっと、まだ少し不安や緊張があるだろう。初めて話す人々や、彼らの経験に触れることで、自分がどう感じるのか予測できないかもしれない。でも、それが普通だよ。君が感じているその不安は、君が自分の内側に向き合っている証拠だ。そして、それが変わる瞬間がきっと来るんだ。焦ることはない、ただ、自分のペースで進んでいけばいい。

自助グループでは、必ずしもすぐにすべての答えが見つかるわけじゃないし、他人の言葉がすぐに君の心に響くとは限らない。でも、それは何もおかしいことじゃない。それでも、少しずつその中で自分の感情を言葉にしてみて。最初は小さな一歩でも、それが次第に君を強く、自由にしてくれる。自分を偽らず、素直な気持ちでいれば、きっとそのうち「これだ」と思える瞬間が訪れるだろう。

それから、君が自助グループで感じることすべてが、他の誰かにとっても大切なことだということを覚えておいてほしい。君が共有した言葉や、ただそこにいることが、誰かを励ますことだってある。人は、思いがけない瞬間に支え合っているものだから。君が無理に大きな変化を求める必要はない。ただ、そのままの君でいること。それが、グループの中で一番大事なことなんだ。

そして、もし途中で疲れたと感じたなら、それも当然だよ。心の中で変化を感じることは、意外と体力を使うものだから。でも、無理に急がなくていい。どんなにゆっくりでも、少しずつ進んでいけば、それは確実に君の中に何かを積み重ねていくはずだから。

だから、気負わずに、でも決してあきらめずに。君がその道を歩き続けることで、いつか見える景色がきっとあるから。それは予想もしていなかった場所で、君を待っているんだ。