東京の3月、天気予報に目を向けると、なんと夏日が2回も現れたという驚きのニュースが飛び込んできました。これ、観測史上初めてのことだそうです。どうしてこんなに早く、しかもこんなに暑くなるのでしょうか?
春と言えば、まだ寒さが残っているイメージが強いですが、今年は何かが違うようです。昼間は、気温がどんどん上昇し、まるで夏のような日差しが肌に降り注ぎます。でも、朝晩はまだ肌寒い。
まさに春の、微妙な温度の変化に対応しなければならない時期です。
さて、そんな気温の変動に悩むのが、私たちの衣替え問題。朝起きた時、もうすでに「今日は何を着ようかな?」と考え始めますが、あれこれ悩んでも、すぐに決まらないんですよね。
衣替えがちょっと早すぎて、まだ冬物を片付けるのには気が引けるけど、春物を引っ張り出してきても、なんだかピンとこない。結局、引き出しを開けては、気になった服を取り出し、また戻して…を繰り返す日々です。
その日も、そんな感じで衣装選びに悩んでいました。引き出しを開けて取り出したのは、なんとなく春らしいデザインの長袖。
でも、これを着ていて、どうもおかしな感じがします。「これって、ユニクロのパジャマに似てない?」。もし外に出て、この服を着て歩いたら、誰かに「え、ユニクロのパジャマ?」なんて言われたらどうしよう…なんて。
その不安が頭をよぎったところで、外出の予定もなかったので、結局家の中でその服を着て過ごすことにしました。外に出なくて本当に良かったと、その時は胸をなでおろしました。
しかし、パジャマに似た長袖を着ている自分に気がつくのは少し遅かったこと。結局、パジャマ姿で家の中をうろうろしていた私は、そのまま何も気づかずに日常を過ごしていたのでした。
やっぱり、春の衣替えって難しい! 気温に合わせた服選びって、こうも迷わせるものなんですね。
でも、あの瞬間、私は「迷っている自分」がちょっと面白かった。だって、パジャマを着たままで一日を過ごしてしまった私に、ちょっと笑ってしまうしかなかったんです。
衣替えの時期、きっとまだしばらくは気温の変動に悩まされるのでしょうけど、そんな風に日々の小さな困ったことも、ちょっと笑い飛ばしながら乗り越えていけたらいいなと思いました。