「ファイトケミカルスープ」という言葉は、一般的な用語として広く知られているわけではないですが、おそらく「ファイトケミカル」と「スープ」を組み合わせた造語か、あるいは健康や栄養に関連する料理のコンセプトだと思われます。
ファイトケミカルとは?
ファイトケミカル(Phytochemicals)は、植物に含まれる化学物質の総称です。これらは必須栄養素ではないものの、健康に良い影響を与えるとされています。例えば、抗酸化作用や抗炎症作用、免疫力の向上などの効果があります。ファイトケミカルは、果物や野菜、豆類、ナッツ、穀物など、植物由来の食品に豊富に含まれています。
スープとしての意味
「ファイトケミカルスープ」は、ファイトケミカルを豊富に含む野菜や果物、豆類、スパイスなどを使って作ったスープを指す可能性があります。これにより、健康に良い影響を与える食材を手軽に摂取できる料理が作れるというわけです。
たとえば、以下のような食材がファイトケミカルスープに含まれることがあります:
- トマト(リコピンが豊富)
- ほうれん草やケール(カロテノイド類)
- ニンジン(βカロテン)
- 大豆製品(イソフラボン)
- ターメリックやジンジャー(クルクミンやジンゲロール)
これらの食材を組み合わせて作るスープは、抗酸化作用や免疫強化の効果を期待できるとされています。
管理人もこれに似たファイトケミカルスープを作って日々常食しています。
100グラム単位で細かく切った、玉ねぎ、にんじん、キャベツにかぼちゃ、ごぼう、レンコンさらに大根、椎茸、生姜、ピーマンなどを加えてよく煮て食べています。
管理人は、食養理論(正食療法)に従っていますが、基本は
・大地に根をはったミネラルの豊かな根菜類が中心で
・一物全体をとること、アクを抜かない、皮をむかないこと。このことは、森田の教えの”ものの性をつくす”ことにもつながると思います。
・よく煮て繊維=ミネラルを吸収しやすくします。
これは作り置きが出来ますので、応用がきいて便利に感じます。
参考になる記事を見つけましたので、あわせてご紹介いたします。
現役女医にとって「80代の壁」とは?自分を実験台にして後世に伝えたいこと【天野惠子さんのターニングポイント#4】
ゆうゆうtime によるストーリー
https://www.msn.com/ja-jp/channel/source/%E3%82%86%E3%81%86%E3%82%86%E3%81%86time/
天野惠子さんは82歳の現役医師。現在も週2回、埼玉県の病院で診療を担当しています。「女性外来」を日本に根付かせた伝説の医師として知られる天野さんは、多忙な60代、野菜スープや筋トレを始めた70代を経て、今80代の壁と向き合っています。加齢に伴う体の変化をどう感じ、何を目標に定めていらっしゃるのか。お話を伺いました。
1942年愛媛県生まれ。内科医。医学博士。静風荘病院特別顧問。日本性差医学・医療学会理事。NPO法人性差医療情報ネットワーク理事長。
1967年、東京大学医学部卒業。東京大学講師をへて94年、東京水産大学(現・東京海洋大学)保健管理センター教授・所長に就任。99年、日本心臓病学会のシンポジウムで性差医学の概念を日本ではじめて紹介し、注目を集める。2001年、鹿児島大学医学部附属病院の日本初の女性専用外来創設に尽力、2002年、千葉県立東金病院副院長となり(千葉県衛生研究所所長を兼任)、公立病院初の女性外来立ち上げに貢献、診療を担当した。09年より埼玉県・静風荘病院にて女性外来を担当。近著に『81歳、現役女医の転ばぬ先の知恵』(世界文化社刊)。3人の娘の母。
作品もどんどんうまくなっていくし。そんな姿を見ていると、“ああ、幸せな人だなあ”、“自分のやりたいことを見つける。生きがいを持つって大事だなあ”と感じさせられました。自分なりの生きがいのようなものを持っていれば、老いの体調変化を感じても、何とか向き合えるのかなと思います」
未知の体験が生きる喜びやパワーに! 自然を身近に感じる生活を
お話をうかがっていると、天野さんの生きがいはやはり内科医というお仕事なのだと強く感じましたが、プライベートで何かやりたいことはあるのでしょうか?
「そうですねえ。旅行かしら。以前は休暇があると、スイス、カナダ、ニュージーランド、グリーンランドなど自然豊かな場所に出かけていました。時間があったら、フィンランドに行ってみたいですね。初めての場所に行くとワクワクするし、未知の体験をすると、それがまた生きる喜びやパワーにつながりますから」
と目を輝かせる天野さん。遠くに旅行に行かなくても、日帰りの山登りやハイキングや散策など、自然に触れるだけでも気分転換になるとアドバイスしてくれました。
「森の中を15分歩くだけで、ストレスホルモンのコルチゾールが減って、血圧や心拍数が安定するという研究報告もあります。また自然の景色、緑に囲まれると副交感神経が優位になるのでリラックスできるし、ふだんから花を飾る、ハーブなどを育てるなど自然を身近に感じていると心身を病みにくいという研究もありますので、ぜひ試してみてください」
「やりたいこと? そうね、旅行に行きたいわね」© ゆうゆうtime
80代の壁とどう向き合い、乗り越えたか。90歳になったら本を出したい
70代までは1日に2つも3つもの仕事を入れて、飛び回るのが当たり前。でも薬物代謝が落ちて不調が現れる、半月板の損傷、細気管支炎などのトラブルも経験した80代からは少し生活を変えたといいます。それは現役医師としての生活をより長く続けるためでもあります。
「体調を崩すと、若い頃みたいにすぐに元の生活には戻れません。1つのトラブルを治すのに何カ月もかかるから、昔みたいな働き方は止めました。夜寝るのはだいたい8時ごろ、遅くても9時ぐらいかな。その時間帯を超えるような仕事は、よほどのことがない限り断るようにしています」
天野さんの目標は、現在直面している80代の壁とどう向き合い、乗り越えていったかを書きとめ、後世に伝えること。
「加齢に伴って体は変化していきます。変化するということは知っていても、実際にどんなことが起こるのか。それにどう対処すればいいのか。自分を実験台にして、老いについて研究し、それをさまざまな機会でみなさんにお伝えすることこそ、医師である私の大きな役目であり、生きがいです。
加齢によって起こる変化は、ひとりひとり異なりますが、80代の壁とどう向き合い、乗り越えたかを90歳になったら、ぜひ本にまとめたいですね」
天野惠子さんのターニングポイント
去年できたから今年もできる……とは言えなくなる、80代の壁。どう向き合い、対処し、乗り越えたかを後世に伝えたい。
最強の野菜スープ、「81歳現役」医師が、6年間毎日続けるリアルな食事
2024/12/4(水) 20:02配信
Yahoo! Japan ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/c68a452f7f31cc0eb5d940c03ec17d419b30d59a?page=3
ESSE-online
自身が壮絶な更年期症状に悩んだ経験から、日本における「女性外来」の発展に尽力し、81歳を過ぎた現在も現役の医師として精力的に診療に取り組んでいる天野惠子さん。今回は、天野先生が健康のために実践している食事法や、中高年が健康を保つためのコツについてお話を伺いました。
自身の経験からたどり着いた「体を温めること」の大切さ
――天野先生は、40代から50代にかけて壮絶な更年期を経験されたと伺いました。倦怠感、冷え、関節の痛み、重度の疲労感など、同じような症状に悩まれている方も多いかと思いますが、症状を和らげるためにどのような対策を取られたのでしょうか?
天野惠子先生(以下、天野):私は医者ですから、検査や治療はなんでもやりました。血液やCT検査も、もちろん受けて調べましたけれど、全部正常の範囲。そこで私が下した結論は、「脳の“認知”の問題」なんだということ。
それをよくするためにいろいろ試しましたが、ひとつだけ有効だったのが「お風呂」です。お風呂に入ると、すべてのイヤな症状がとれました。体を温めるという治療法は改めてすごいと実感しましたね。
免疫力が活発に働き、心身ともに健康であるための体温は、36.5℃以上とされています。平熱がこの基準を下回ると、さまざまな病気を引き起こすおそれも。だから生活習慣のなかで体を冷やさないように意識することが大切です。
――「温活」が重要になってくるのですね。ポイントや取り入れるコツを教えてください。
天野:温めるということが体を活性化してくれる。ポイントは、中程度の温度でじんわりと体を温めるよう心がけること。とくに高齢者は、食欲がなくなったときに、お風呂に入るのがいいですね。単純と言えば単純なのだけど、人間ってそういうもの。
私は朝晩2回必ず15分湯船につかります。朝のお風呂がとくに大切で、しっかり体を温める。夜はおもに1日の汚れを落とすためのものです。病院では低温の乾式サウナ療法を取り入れています。血流アップ、血管機能改善効果が期待できますよ
中高年が健康のために取り入れたいこと
著書『81歳、現役女医の転ばぬ先の知恵』より
――ほかに、中高年が健康を保つうえで、取り入れた方がいいことはありますか? 天野:「筋トレ」はおすすめですね。筋肉は嘘つかないですよ。どうしても年齢と共に筋肉は落ちてきてしまいますから、もう40歳くらいからは「筋トレ」はやった方がいい! 私は75歳からパーソナルトレーナーによる指導を週に2回90分、定期的にお願いして習慣づけています。 ただ、なかなか自主的に行うのは難しいですから、最近街にたくさんできているワンコインのジムや女性専用の運動施設などを利用するのもいいと思います。エレベーターなどはなるべく使わずに階段を上りましょう。ちなみに、散歩は有酸素運動ですから、それだけでは筋トレにはなりません。
6年間毎日続けている、最強の「野菜スープ」
6年間、毎日続ける「野菜スープ」。著書『81歳、現役女医の転ばぬ先の知恵』より
――食事の面で、続けられていることはありますか? 天野:私の女性外来では、更年期女性に多い微小血管狭心症や高血圧の方が多いのですが、これらは、エストロゲンが枯渇することが原因。それを知っていれば、急に血圧が上がっても「エストロゲンがなくなったせいなんだ」とわかります。 では、どうするかというと、「野菜スープ」がおすすめです。私も6年続けていますよ。この野菜スープは、「減塩」になるんですね。味覚が変わります。高血圧学会も、「1に減塩、2に減塩、3に減塩」と言っています。欧米人は1日5gくらいしか塩を取らないのに対して日本人は10gもとっている。数値を見ても、塩分を控える必要がありますよね。 私が続けている「野菜スープ」は、刻んだ野菜をお鍋に入れて、沸騰したら弱火でコトコト30分煮込むだけ。調味料で味つけはせずに、野菜の甘味とうま味だけ。一度にたくさんつくって冷蔵庫で保存し、2~3日で飲みきるようにしています。 これならとくに手間もかからないので、食事に簡単に取り入れられますよね。この味に慣れると自然に減塩ができるようになる。どこかに不調がある方は、まずは3か月、野菜スープを続けてみてください。
「老い」は仕方がない。大切なのは自分のやりたいことをやりきること
――60代、70代以降になると「老い」の問題も出てくると思いますが、楽しく元気に暮らすコツはありますか? 天野:私は59歳のときにサーっと霧が晴れたように更年期を抜けて、そこからハイスピードで活動しだしました。だって、そうはいっても80年か90年しかない人生でしょ。66歳で一線を引退したときに私が思ったのは、「この地球上で見ていないところがいっぱいある!」ということ。 だからとにかく海外旅行に行こうと思って、お正月、5月の連休、夏のお盆に行き始めました。それは楽しかったです。結局のところ、旅行するためのお金を稼ぐために仕事をしているという面もなきにしもあらず。 ただ、70歳、80歳と体力は絶対に落ちます。それから頭の記憶力も絶対に落ちる。視力も聴力も落ちる。いわゆる体力関係のものはどんどん落ちていく。そうなると、自分自身を楽しいなと思わせるのは、自分のやりたいことをやっているときだけです。 ――天野先生は「疲れた」と感じることはあるのでしょうか? 天野:私も75歳くらいから、疲れたな、と思うことは増えました。ところが、仕事などで「そういえばあれを調べとかなきゃ」となると、頭のスイッチがピッと入ります。だから、それがお金になるかならないかは関係なく、ボランティアでニットを手づくりするとかアート教室をやるとか、なんでもいいからやりたいことを見つけることは大切だと思います。
「日本一のお医者さん」になるために走り続ける
――エネルギーにあふれる天野先生ですが、これからの夢はあるのでしょうか? 天野:「女性の健康総合センター」の開所式が24年10月1日にありました。このセンターは、女性の健康や疾患について多面的・包括的な分析を加え、性差医学・医療を推進するために設立されました。センター長の小宮ひろみ氏のスライドを見ながら、「これはスタートだ、これを形にするまでは私の旅は終わらない」と感じましたね。 子どもの頃から私の夢は「日本一のお医者さんになること」。これを達成して、だれもやらなかったことを成し遂げたとき、初めてその夢が叶うのだと思います