8月度の大田集談会の活動報告

 

昨日13日の大田集談会は9名の参加がありました。懇親会参加者は6名でした。

メインメニューはメンバー持回りの森田理論学習で、本日の担当は「神経質の性格特徴」です。

単元に沿っての読込みと今月担当の発表者作成の資料の説明がありました。

森田正馬先生の『神経質療法への道』からの引用:

神経質が諸々の症状に悩むのは、その限りない欲望に対する過渡期であり、終には自分の本来の心を自覚するまでの迷妄の時期の精神的葛藤、苦悩である。

もしこれが、ある機縁に接して、一たび生の欲望に対して心機一転したとき、初めてそこに従来の苦悩が雲散霧消するのである。

発表者は神経質者が潜在的に持っている生の欲望に焦点をあてて事例を交えて説明がありました。

生の欲望は、各人がおかれた境遇(持ち場)において、日々の生活を続けていくと必ず火が付くときが訪れる。その時には大いなるエネルギーが発揮される。そしてとことんやりたい、徹底的にやりたいと考える。したがって神経質の性格特徴は、大きな可能性を秘めているといえる。

もしこれが、自己内省の習慣で自分自身の内に向かい症状とトコトン闘うとしたら、悲しいことに神経症への道を開けたことになる。

神経質の性格特徴には諸刃の剣の要素があり、したがって森田理論学習は生涯学習を必要とする。(文責:管理人)

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