『生活の発見』 2017.05ダイジェスト

研修機関紙 生活の発見誌 5月号より

巻頭言 「集談会での自己開示で森田理論を体得する」 学習委員A氏

入会後、集談会には参加せず発見誌の購読会員だったA氏。症状は対人恐怖症です。

#自己開示 自分の「かくあるべし」が作りあげた「強くなければならない自分」に気づき、「弱さのある自分」を認めることができるようになり立ち上がる力が湧いてきました。毎月の集談会で自分の弱点をあえてさらけだすことで、それが可能になりました。

自己開示しながら森田理論を学べるのが集談会の大きな魅力です。

名文発掘プロジェクト 「神経質者と自己受容」 精神科医 近藤章久先生

事実をものとしてものを考えて判断することー神経質の人はこれが欠けている。

#観念的価値観 習慣やくせで、頭にある観念によって判断する⇒観念的な態度をとる習慣が出来てしまっている。

#観念的努力 そうした価値観は、自分を否定し、嫌い、何とか違った人間になろうと悩みだす⇒自分の可能性を認めず、無駄な見当違いの努力を繰り返すことになる。

#自己受容 自分の感情や感じは、普通に誰にでもあるもので、そのことを素直に認めましょう。あらゆる感情や考えをすべての人間のものとして、人間の心の現象、心の事実として受け取ること、受容することが大切です。

#相対的価値観 そのためには、いろいろな価値観をひとまず棚上げにしておくこと⇒絶対的な価値観から相対的な価値観にシフトすることです。

#自己受容 自分の現実をありのままの人間として認めて受け入れていく⇒自己受容の態度は受身の態度といえます。

#生の欲望 こころの扉が開いているので、自分の望み、願い、欲望の自然な促しに従った生き方が可能になる。

思い当たることがありましたら、ぜひ集談会に参加されてお話してみてください。

from doctors 実践に生かす森田生活術(その3)
「各種心理療法の紹介と森田療法の魅力」 安曇野ストレスケアクリニック 飯田俊穂先生

「実践に生かす森田生活術」の最終回です。各種心理療法と森田療法には多くの共通点があって、先生は森田療法をさまざまな心理療法のエキスを包括した魅力的な療法ととらえておられます。

#認知行動療法と森田療法

#論理療法と森田療法

#問題解決思考アプローチと森田療法

#マインドフルネスと森田療法

4つの心理療法の特徴と森田療法について解説されています。

 

* わたしの森田人間学(38) K.Y氏

* 体験記 「まわり道・低空飛行 それもひとつの生き方」 S.M氏

* こんにちは、協力医です
「がん患者も支える森田療法 」 伊丹仁朗

* from members 「畑野文夫著『森田療法の誕生』を拝読して」

* 今まで、そしてこれから。「発見会と共に歩んだ私の半生」 S.O氏

* 支部委員・学習委員による学習会シリーズ III 「感情の法則」